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ありがとう!

2007年1月30日 01:40

事件は一本の着信履歴から始まった!

その日 1月24日(水) PM 20:36 姉より

なんだろう?
と仕事が終わった9時半に連絡すると、呼び鈴はなるものの留守電に
その後何度かかけるが、出る気配なし!

いつもなら、「まぁいいや!」とここで諦めるところ

この日はなんだか気になった・・・なにやら嫌な予感が!?

PM11時に家に帰り、姉の携帯と、悪いと思ったが自宅に電話!
やっぱりでない

これは、何かあったかな?
・・・もしや祖母に何かが?

不安になった私は、仕方なく母の携帯に電話!
やっぱりでない

う~~ん、おかしい!?

そこで、母の自宅に電話を
やっと母が出ました。

「ゴメン、寝てた?」

「どうしたの?」 眠たそうだ

「いや、実は姉から着信履歴があって掛けなおしたのだけど連絡がなくって、なんだか嫌な予感がしてね、お婆さんとか元気かな?」

「・・・お婆ちゃんは元気よ」

「そう、それなら良いんだけど、一体なんだろう?」

「・・・それ、私のことだと思うわ」

「??? なにが?」

「実は、今日健康診断でレントゲンを撮ったのだけれど、肺に影があって
去年も撮った時に、少し変な所があるかもって言われていたのだけれど、
それが今年はハッキリしたみたいで
・・・お母さん、肺癌なのよ」

消え入るような声です。

こんな時、どう応えるべきなんだろうね

「そうか、でも去年に比べてやっと見える程度ならたいしたことないし、
大丈夫だよ!」

それほど、というか全く、動揺がなかったんだ・・・自分がとても冷たい人間に感じる

小学校3年の時に父の最初の心筋梗塞
大学3年の時に父の二回目の心筋梗塞
大学5年の時の父の腎臓癌による他界
大学院1年の時の義父の末期の肺癌による他界

慣れてしまっているのかな?
自分が嫌になるほど冷静だった。取り乱しても何にも解決にはならないし

・・・姉から電話があったということは、姉には話しているということ
・・・ってことは、兄とは話し合っているはず
(兄は医師で二世帯に住んでくれている)

頼りになる長男と長女である。

「兄は何と言っている?」

「大学病院か癌センターで精密検査を受けようって」

「そう、出来れば両方が良いね」

「そうよね、お父さんの時も癌だって全然分からなかったからね」
かなり落ち込んでいる様子

しまった!・・・父の話題は良くないな

「大丈夫だよ!先ずはちゃんと精密検査を受けてからだね」

 

こんなことがありました。

さて、私に出来ることは在るかな?

病院や病気のことは、出来の良い兄に任せておけばよろしい

身の回りやその他のことは、出来の良い姉に任せておけばよい

出来の悪い私としては・・・

知人の霊能者にお札を作ってもらうよう、その場で依頼(笑)
霊能者いわく、「霊視の結果はそれほど悪いものは感じません」とのこと、ちょっと安心します。

最近身に付けた『レイキ』にて毎晩、遠隔から母に気を送る(笑)
(ファーストステップの私は遠隔レイキは本来出来ないのだけど・・・そこは気合でカバー!)

ほんと、役に立たない私
連絡も相談もされないわけである(苦笑)

木曜日、取りあえず電話にて励まし、状況を聞く

金曜日、取りあえず電話にて励まし、状況を聞く 

土曜日、父の墓参り
「親父、まだお袋を連れて行くには早いんじゃないか?」

日曜日、取りあえず電話にて励まし、明日の夜うかがうことを告げる

そして今日(月曜日)実家にて

「検査結果はどうだった?」

「良性だって、それに小さいから手術しなくても取る方法も出来るらしいし良かったわ!」
元気になったようである

「そう、良かったね、先ずは一安心だ!
でも、これからは定期的に検査しないとね」

「そうね、3ヵ月後にレントゲンを取りましょうって」

 

いや、ほんと、ほっとしました。
・・・冷たい訳じゃないんです(笑)

父親の仏壇にお線香をあげ、母の背後から少し肩をもみながら
気を送る!

「お、だいぶ凝ってるね!緊張したんだね」

「それは、緊張もしたわよ!ああ、もういいわよ」

30秒もしていないかな、遠慮がちな母、
スキンシップが苦手な家庭なんです

そういえば、母に抱きしめられたり、手を握って歩いた記憶がないぞ!?
まして、「愛してる」なんて聞いたことも(苦笑)
けっこう、厳格な家庭だったような・・・

現実主義の母にちょっと聞いてみました。
「気って分かるかい?最近、気が出せるようになったのだけど、やってあげようか?」

「え~あんた習ったの? いいわよ」と断る母

つくづく役に立たない私

・・・やれやれ

実は、
友人の「てつ」が過去を振り返り母親に手紙を書いて、電話で謝った話しをみて
友人の「てつ兄ぃ」が過去を振り返り父親に謝った話を聞いて

私も今度こそは!って考えていったのだけど

・・・出来なかった

 

ちょっとだけ揉んだ母の背中は丸みを帯び小さかった。

 

 

お袋さん、いつもありがとう!

親父、ありがとう!

ご先祖様、ありがとう!

カテゴリー:幸せのコイン
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