子供の虫歯について
子供の虫歯は、決してお母さんのせいではありません!
子供に虫歯が出来ると、親は大ショックです!
お母さんは凄い罪悪感や無力感に襲われます。
それなのに、
同じくショックを受けてるお父さんに怒られたり、
そればかりか、
世間にダメな親って思われているようで・・・
さらに、
助けてもらいに行った歯医者さんにまで!
「子供の虫歯は、お母さんの磨き方が悪いからだ」
「子供の歯は、お母さんがちゃんと守らないと」
「子供の虫歯は、お母さんが甘いものあげているからだ」
なんて言われてしまいます。
でもね、お母さんを攻めないで下さい!
子供に虫歯が出来て、一番悲しんでいるのはお母さんなのですから。
お母さんは、一生懸命やっていたのです。
仕方が無いじゃないですか!
子供がちゃんと歯磨き出来ないのは、お母さんのせいばかりじゃないですよね。
子供にお菓子をあげてしまうのも、お母さんだけじゃないです。
子供の歯を守る役目も、お母さんだけではない。
あえて言うなら、私達歯科医師が悪い!
・・・ゴメンね、守ってあげれなくて
子供の虫歯は、決してお母さんのせいではありません!
「先生、子供に虫歯が出来てしまって、どうしたら良いのでしょう?
子供が歯を磨いてくれないんです。
あんなに注意してたのに虫歯が出来ちゃって・・・
もう、どうしたら良いか分かりません。」
さて、そろそろ完ぺき主義を止めましょう!
虫歯が一本でも出来てしまったら、この世の終わり!
まるで子供の人格まで全否定をしてしまっていませんか?
言葉で言わなくても、表情やしぐさで子供には伝わるんです!
それは、子供に虫歯が無いほうが良いに決まってます。
でも、ちょっとぐらい虫歯が出来たからってどうだと言うのでしょうか?
お母さん、お父さん、
そんなに悲しまないで下さい。
子供だって、悲しくなってしまいます。
子供は、そんな落ち込んだお母さんを見たら、
「僕って(私って)そんなに悪い子なの?」って思ってしまいます。
良いんです! 今は虫歯があっても!
これから、虫歯ゼロを目指しましょう!
今からちょっとずつで良いのです。
大人の歯になったとき、虫歯ゼロを達成していたら、
素敵ではないですか?
少しぐらい甘いものを食べてみましょうよ、
キシリトールだけでは、味覚も発達しませんよ、
虫歯の痛みを知ってしまったから、どうなのでしょう?
優しい子に育ってくれるかな?(笑)
「虫歯ゼロは、虫歯が出来たら終わり」
ではなくって、そこからスタートです。
虫歯の無い大人になってもらいましょう!